学校保健安全法では、各小中学校に医師・歯科医師・薬剤師を配置するように決まっております。江戸川区薬剤師会でも、江戸川区より任命された「学校薬剤師」が江戸川区内の小中学校104校を、東京都の任命により都立高校において、環境検査やお薬についての講演会を実施しております。
学校環境検査は年間延べ11種類の検査を行っており、児童生徒が健康で安心した学校生活が送れるよう見守っております。
学校環境検査のご紹介
水道水検査
病原菌の有無や残量塩素濃度など14項目について検査します。一般細菌や大腸菌の検査は水道水を持ち帰り、専門の検査センターにて顕微鏡検査を行っています。
プール水検査
子供たちが楽しみにしているプールも私たち薬剤師が裏方となってしっかり安全チェックを行っています。塩素濃度のチェックや透明度のチェックなどを行い、体育指導教諭に滅菌剤濃度などの助言をおこなっています。
給食室検査
給食室の検査は子供たちが直接口にする食べ物を取り扱う場所ですから特に念入りに30項目にわたって、調理器具や食器の保管状況、調理師の手の衛生状態を調べています。
空気検査
空気検査は、学校の環境を維持し、児童生徒の健康を守るために行います。おおよそ一日の大半を学校で生活する児童生徒にとって教室内の空気環境は非常に大切です。また、学習意欲にも影響を与えます。